
岩手の怪物、トウケイニセイが亡くなったそうだ。
25歳。
現役時代は43戦して39勝、2着3回、3着1回。
強すぎワロタ。
レースやトウケイニセイ自身を生でみたことはないんだけど、個人的に思い入れあったので、ショック。
合掌。
ボクが競馬好きになってしまったのは、1994年、大学1年のとき。
高校で友達が競馬談義していたのをきいてはいたけれど、そんなに興味なかった。
1994年といえば、ナリタブライアンが三冠馬になった年。
ナリタブライアン、めちゃめちゃ強い。いつもぶっちぎり。
シャドーロールと頭を低くした走法。かっこいい。
週刊「競馬ブック」を買い始めたのもこの頃。
細かいデータや血統、コラムを読んで、一生懸命競馬について勉強(?)した。
その1994年頃に競馬ブックをみていて
「え、もっと凄いのがいるの!?」と思わされた出来事が
2つあったのを覚えている。
そのひとつ、
ナリタブライアンがぶっちぎりで勝った94年ダービーのタイムは2分25秒7。
しかし、東京競馬場のレコードは「2.22.2 ホーリックス」ってある。
えええ、ブライアンより3秒もはやく走っちゃう馬がいるの〜!!??
めっちゃ驚きだった。
競馬ファンには超有名な1989年のジャパンカップ。オグリキャップがマイルチャンピオンシップから連闘で挑戦して、世界レコードタイムの2.22.2でクビ差ホーリックスを差し切れず2着になったレース。そしてもうひとつが、
盛岡、岩手競馬所属の
トウケイニセイ。
競馬ブックの最後の方に、JRAではない地方競馬のレース結果を1週遅れくらいでレポートするコーナーがあったのだが、そこでちょくちょく「トウケイニセイ」って馬が勝っている。
戦績が凄くて、30戦以上してて殆ど負けたことがない(多分当時2敗とか)だった。
んで、毎週競馬ブックみてると「あ、また勝ってる。また2着モリユウプリンスだし。」と連戦連勝のトウケイニセイのレポートを楽しみにしてた。
中央競馬と地方競馬の違いがあれど、こんな戦績の馬が居るんだ!とワクワクした。
ナリタブライアンとの対決はもちろんなかったけれど。
IK血統という、独自の指標で競走馬の血統評価を出す理論も競馬ブックで紹介されていて、トウケイニセイの血統についても記述があったような気がしてる(ちょっと記憶曖昧)。
地味なヨーロッパ血統だけど、スタミナ抜群。2A(ナリタブライアンと同級)。
トウケイニセイは父トウケイホープが遺した5頭の子どものうち、唯一の牡馬だ、というエピソードも知った。
当時Youtubeや地方競馬の中継とかもないから、紙面でしか知らないけれど、トウケイニセイは自分の中で、「凄い!」という印象。
あと、血統マニアになったのも、この馬の影響大、なのですよね。
そんなトウケイニセイ。
1995年にJRAでライブリマウントというダート最強馬がでて、盛岡の南部杯で対決が実現した。JRAが地方競馬との交流レースを開始したのが1995年。
全盛期を過ぎていたのが残念。トウケイニセイは生涯唯一の3着、となってしまった。
翌日の朝日新聞に小さく、「ライブリマウント南部杯制す」といった見出しの記事が載っていたのを覚えてる。それで結果を知ってガッカリしたことも。
▼トウケイニセイの戦績をウィキペディアより
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デビュー戦勝利のあと屈腱炎で1年以上の休養を余儀なくされる。復帰後は常に脚元と相談しながらだましだましレースに使う状態が続く。しかしそんな状態で勝ち続け、いつしかデビュー以来の連勝が注目されるようになって行き、ハルサンヒコーの2着に敗れたときの連勝は18まで伸びていた。これは当時のサラブレッド連勝の日本記録である。
1993年、7歳になったトウケイニセイは初めて重賞に登場した。当時の岩手競馬は「岩手の怪物」と呼ばれ、南関東や中央への遠征経験もあったスイフトセイダイと、そのライバルでトウケイニセイの同厩舎の先輩馬・グレートホープの2頭による「SG時代」が数年続いていたが、明け5歳のモリユウプリンスが赤松杯でSG2頭を抑えて優勝、モリユウ時代の到来が確実視されていたころだった。しかしトウケイニセイはSGどころか新王者モリユウをも抑えて重賞を連勝。デビュー以来の連勝が決して相手に恵まれてのフロックではないことを示した。なおモリユウプリンスもみちのく大賞典では2年連続でトウケイニセイを下して意地を見せた。
また、その後も常に脚元の状態を見ながらのレース出走であり、地元の岩手開催以外では東北地方交流の東北サラブレッド大賞典で上山競馬場や新潟競馬場に遠征した程度で、全国規模の競走に出走することはなかったが、地元ではデビュー以来の連続連対記録を伸ばしていた。
9歳になった1995年、交流元年と呼ばれ中央競馬と地方競馬の交流が促進されると北日本地区交流であったマイルチャンピオンシップ南部杯も中央競馬も含む全国交流競走となり、中央や他地区の強豪を迎え撃ったが、中央のライブリマウント、高崎競馬のヨシノキングに次ぐ3着に敗れ連対記録も41で止まった。そのとき、水沢競馬場は観客たちが発した溜め息とともに静まりかえってしまった。そのためかライブリマウントの主戦騎手の石橋守は「今日ばかりはヒール(悪役)になった気分だよ」とコメントを残している。また、トウケイニセイの主戦騎手である菅原勲は「あと1年早ければ…」とコメントを残した。しかし一般的に競走馬としては全盛期を過ぎていると考えられる9歳(現在の表記では8歳)であったことから健闘といえる。また連続連対記録41もローゼンホーマの40を超え、日本記録として残っている。
その後、年末の桐花賞を楽勝して引退した。通算成績は43戦39勝2着3回3着1回というほぼ完璧なもので、岩手競馬史上最強馬という評価は現在でも不動のものである。主戦騎手だった菅原はのちにJRAGI・フェブラリーステークスを勝ったメイセイオペラにも騎乗しているが、トウケイニセイとの比較を尋ねられて、トウケイニセイのほうが強いと断言している。菅原いわく「メイセイも強くなっているが全盛期のニセイに比べればまだまだ。一番良い頃のニセイがドバイワールドカップに出たら勝っていたと思う。」。
また、その功績から2000年より岩手競馬でトウケイニセイ記念という重賞競走が開催されている。
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▼
netkeibaのニュースより
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【岩手競馬からのお知らせ】
生涯通算43戦39勝の成績を残し、数々の伝説を創り上げたトウケイニセイ号。種牡馬引退後、岩手県滝沢村の『馬っこパーク・いわて』で余生を送っておりましたが、本日(3月6日)朝、死亡が確認されましたので、お知らせいたします。
【馬っこパーク・いわて』代表 山手氏のコメント】
「1ヶ月ほど、飼葉食いが悪くなり、少し痩せてきたこともありましたが、ここ数日は体調も上向きでした。昨夜も元気だったのですが、今朝、馬房で亡くなっていました。全国の皆様から「トウケイニセイ基金」へのご支援も寄せられ、岩手の宝として、皆様に愛されながら、まだまだこれからもゆっくりと余生を送れるものと思っていましたが、非常に残念です」
【菅原勲騎手のコメント】
「自分に競馬を教えてくれた馬でした。トウケイニセイがいなかったら、自分の騎手人生は全く違ったものになっていたと思います。それほど、騎手として大きな影響を受けた馬でした。残念ですが、天国でゆっくりと過ごしてほしいです」
【小西重征調教師のコメント】
「トウケイニセイは、自分にとって“競馬人生そのもの”でした。苦労もありましたが、教わったこともたくさんあり、色々な出来事が思い出され、巡り会えたことを幸せに思います。
とても賢く、そして我慢強い馬で、痛いところもあったと思いますが、そのような素振りを見せずに、最後までレースをやり遂げて引退しました。「ありがとう」と言いたいです。これからは天国でゆっくりと休んでほしいです」
【生産者・田中哲実氏のコメント】
訃報を聞いて驚いています。先日話を聞いたときは、元気にしているとのことだったので、こんなに早くお別れすることになるとは思ってもいませんでした。あまりに急なことで、まだ「もうトウケイニセイがいないのだ」という実感がわきません。
昨年、有志のみなさんは「トウケイニセイ基金」を設立され、そこには多くのファンの方からの寄付をいただいたと聞きました。それだけ、ファンに愛され、大切にしていただき、幸せな余生を送れたのはよかったなと思っています。
◆トウケイニセイ・プロフィール
・性別:牡
・毛色:鹿毛
・生年月日:1987年5月21日(25歳)
・生産者:北海道浦河・田中堅一
・血統:父トウケイホープ、母エースツバキ(母の父Reform)
・競走成績:43戦39勝(2着3回3着1回)
・初出走:1989年
・主な勝鞍:第6・7回南部杯、第15〜17回東北サラブレッド大賞典、第19〜21回桐花賞、第21回みちのく大賞典、第20・21回シアンモア記念、第16・17回北上川大賞典
・総獲得賞金:315,770,000円
・馬主:小野寺喜久男
・調教師:小西重征
・表彰歴:1993年〜1995年度代表馬、1995年NARグランプリ特別表彰馬
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▼トウケイニセイのレースがいくつかYoutubeにあった。
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トウケイニセイのデビュー戦
http://www.youtube.com/watch?v=okTdkF7J65Y第21回 みちのく大賞典◆H05(1993/08/01)
http://www.youtube.com/watch?v=w4PqGDccYUw1993年 東北サラブレッド大賞典(新潟) トウケイニセイ
http://www.youtube.com/watch?v=XTR2waMyJrM↑ゴール知ってるね、強い!
第22回 みちのく大賞典◆H06(1994/07/31)
http://www.youtube.com/watch?v=ulorOYS2adk唯一2回トウケイニセイを破っているモリユウプリンスの会心の一撃(1回目)
1995年 東北サラブレッド大賞典(上山) トウケイニセイ
http://www.youtube.com/watch?v=Nprg3K2EmRM第23回 みちのく大賞典◆H07(1995/07/30)
http://www.youtube.com/watch?v=B6dwB-u5PxY唯一2回トウケイニセイを破っているモリユウプリンスの会心の一撃(2回目)
1994,95年フレンドリーカップ・95年南部杯
http://www.youtube.com/watch?v=W-f_YniXVgE5:00くらいから、世紀の対決、トウケイニセイとライブリマウント
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▼トウケイニセイの全成績
http://ahonoora.web.fc2.com/toukei_nisei.htmlモリユウプリンスとは14回対戦してるのかな?12回はトウケイニセイが先着。
モリユウプリンスにとってはまさに目の上のタンコブ!
しかし、トウケイニセイ引退後、モリユウプリンスもライバルいなくなってやる気レスになっちゃったのか、不振だったんよね。
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改めて色々エピソードをみてる。
お利口な馬だったのですね。
果たして、こんな凄い成績の馬が、今後日本競馬で現れるのでしょうか?